取組4:マネジメント人材育成・強化
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取組4「研究力強化とイノベーション創出に向けた人事戦略」についての紹介
岡山大学長期ビジョン2050「地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学」の実現のため、J-PEAKS事業では4つの取組を進めます。今回は、4つの取組のうちの取組4についてご紹介します。
研究力強化とイノベーション創出に向けた人事戦略

取組4では、既成概念にとらわれない戦略的な人事戦略により、研究界の国際トップサークルを先導する研究者と、知識によって社会を変革するナレッジワーカーの育成・輩出を推進します。
①人的リソース最適化による組織風土改革
研究者・高度専門職員・技術職員・事務職員が採用時の職種に縛られることなく、能力や適正を相談・審査等の上、職種間の異動を可能とする「複線型人事制度」を構築し、研究系人材の最適配置を推進します。さらに、URA(リサーチ・アドミニストレーター)業務の内在化や事務職員を専門人材化し、URAなどへの登用促進を目的とした「研究マネジメント人材認定制度」など、社会の変化に迅速に対応できる柔軟なキャリアプランを実現します。
また、教員を得意分野や適性などに応じて「研究職・教育職・マネジメント職」に分類する「教員の機能分化による研究活動最適化」により、教員の人的リソースを最適化し、大学全体のパフォーマンス向上などを図ります。

②評価に基づくリソースの傾注
厳格な業績評価に基づく高い処遇と研究専念環境を保証する「特区卓越研究者制度」、同様に厳格な評価により、優秀な研究者を早期に教授などに昇任する「スーパーPI制度」、優秀なシニア・ミドルの雇用を継続する「シニア・ミドルトップ研究者制度」等、トップ研究者集団の形成を推進する様々な施策を展開します。さらに、学長のリーダーシップのもと、人材と予算を研究特区に投入。本学の強みある「最重点研究分野」に対して重点的、かつ戦略的にリソースを傾注します。
③ナレッジワーカーの育成
知識から新しい価値を創造することのできるナレッジワーカーや博士人材の活躍を推進するため、「大学院修学支援制度」や「高度専門職制度」などを新たに設けました。
「大学院就学支援制度」では、本学の大学職員(事務職員、技術職員、図書職員など)を対象として、本学大学院への進学、修士と博士の学位取得を金銭面、労務面なども含めて総合的に支援し、大学法人経営の中核を担う博士人材の育成・活用を推進します。
「高度専門職制度」では、URA等の研究系高度マネジメント人材を研究力向上戦略に基づき、適正配置します。さらにURAに対して、多面的評価を実施し、その業績を厳格に評価することで、法人経営を担う専門人材にとどまらず、社会変革を起こすようなURAを社会とともに育成します。
また現在、教員が担っている業務の一部を高度専門人材などが担い、研究時間を確保します。