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岡山の豊かなヒノキ資源を次世代へ
山林DXでCommunity Healthの実現を目指す

岡山県はヒノキの国内生産量で全国1位を誇り、豊かな森林資源に恵まれています。森林は、木材供給を通じて地域産業を支えるだけでなく、二酸化炭素の固定化による地球環境への貢献、水源の涵養、土砂災害の防止など、地域の暮らしと安全を支える重要な基盤です。こうした森林資源を持続的に活用するために適切に管理していくことは、地域の未来を守る重要な役割です。 一方で、林業の現場では、林業従事者の高齢化による担い手不足、作業中の安全・健康管理の難しさ、県産材のブランディング向上の必要性、イノシシやシカによる鳥獣被害の拡大、さらには気候変動の影響など、森林資源を次世代へ引き継ぐうえで多くの課題が顕在化しています。特に、電波や電源が届きにくい山林では、従来の通信技術では情報の取得・共有に限界があり、現場の安全確保や資源把握(材積管理)におけるDXの進展が困難でした。

半田山での自律ドローンによる点群取得実験の様子
点群データとカメラ画像を元にAIで樹木検出
山林内作業風景
真庭市での「森林・木材・木造建築に関するワークショップ」

こうした課題に対し、医療・健康分野の知見、情報通信技術、地域フィールドでの実証力を組み合わせ、本学ならではの学際的な強みを生かした山林DXを推進しています。山林でも通信が可能となる独自開発の可搬式ノード・ゲートウェイ(LPWA)を活用し、林業従事者が装着するウェアラブル端末情報をリアルタイムで収集・共有することで、安全・健康管理の強化を図ります。

さらに、ドローンによる樹間飛行を活用した森林資源の可視化や材積管理、野生鳥獣と人間活動の「境界線」に着目した鳥獣害対策のDXにも取り組んでいます。

これらの取り組みは、森林保護にとどまらず、地域の人々の命と健康を守り、産業の持続と安心な暮らしの実現に貢献するものです。今後も、研究力とデジタル技術の融合により、持続可能な森林活用とCommunity Healthの実現を目指していきます。

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