取組1:卓越性の飛躍
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取組1「卓越性の飛躍から世界的課題を解決する新技術創出」について
単なる組織としての「箱」ではなく、卓越性からイノベーション創出、
実績に応じた評価と流動性を兼ね備えた強化・育成の「システム」を構築

取組1では、研究IR(エビデンス)に基づき、本学が強みとする分野と次世代にリソースを投資し、研究界のトップサークルを牽引できるよう強みをさらに“強く”、“尖らせ”ます。
①「岡山大学高等先鋭研究院」の設置
本学の研究・イノベーションを牽引する4研究所(資源植物科学研究所、惑星物質研究所、異分野基礎科学研究所、文明動態学研究所)の有機連携からシナジー効果を生み出し、新たな学際ハブの形成など研究力をさらに強く、尖らせます。
②先鋭研究群の設置
高等先鋭研究院の中に、新たに研究特区制度として、世界トップクラス研究者等を集結させた先鋭研究群(研究特区)を形成。研究環境の充実を図り、卓越した研究成果を輩出します。また、「高等先鋭研究院」と次世代研究群の形成を目的とする「グローバル最先端異分野融合研究機構」との連携や研究群間の入替を行うことで、研究群の切磋琢磨を図り、研究力強化とイノベーション創出を加速させます。つまり高等先鋭研究院は、組織として「箱」ではなく、卓越性、流動性、育成、イノベーション創出などを兼ね揃えた「システム」として運用される、わが国初の試みです。
取組1 研究の卓越性の飛躍から新技術創出
50年後、100年後のありたい未来:地球と生態系の健康(Planetary Health)の実現に向け、地球外活動も視野に入れた、新たな知見と新技術開発を推進
高等先鋭研究院 先鋭研究群(研究特区)を選定:(第1弾)
植物・光エネルギー開発拠点
【10年後】
「光合成の根幹をなすタンパク質の機構等」「植物の機構・構造・ゲノム情報」回目により、人工光合成の社会実装、クリーンエネルギー生産システムや極限環境下でも安定・高強度を保つ新素材開発を加速化
世界トップの研究者群(知の集積)とリソースの傾注により、
研究会のトップサークルを先導し、地球規模の課題解決を図り、国際研究イニシアチブを獲得

取組1では、岡山大学の強みである光合成・植物を基盤とした卓越研究の深化・と社会実装を目的とした革新材料・エネルギー分野との融合から“社会変革”を引き起こし、「Planetary Health」の実現を目指します。
③「植物・光エネルギー開発拠点」から世界を変える知見と新技術の創出
高等先鋭研究院の先鋭研究群第1弾として、「植物・光エネルギー開発拠点」を形成します。世界初の天然光合成・植物の機構解明から 、クリーンエネルギー創出、エネルギーの輸送・貯蓄などに関する新規の技術開発や極限環境下でも安定・高品質を保てる新素材開発を行います。
④多様な人材が集結する技術連携ネットワーク構築による技術力の高度化と研究の加速
上記③のような最先端の研究成果の創出を加速するため、中国・四国地区初導入(R6.2全国共用開始)のクライオ電子顕微鏡のほか、クライオトモグラフィ、植物Deep-Phenotypingシステム、20テスラ超電導磁石システム等様々な先端設備を新規導入します。特に、クライオ電子顕微鏡は、先導している東京大学と連携し、世界トップの知・技・人材・研究文化を導入。これらを「中国四国クライオ電顕ネットワーク」として拡充させ、研究・イノベーションの拠点となります。