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三朝国際学生インターンシップによる「グローバル人材育成と頭脳循環の活性化」に向けて

岡山大学長期ビジョン2050「地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学」の実現のため、J-PEAKS事業では国際的な人材育成と頭脳循環の推進に取り組んでいます。今回は、「三朝国際学生インターンシッププログラム(MISIP: Misasa International Student Internship Program)」の一環として開催された「MISIP学術交流会」についてご紹介します。

本学の高等先鋭研究院の一翼を担う惑星物質研究所(鳥取県三朝町)では、国際的な教育・人材育成の取組として、20年以上にわたり三朝国際学生インターンシッププログラムを開催してきました。本プログラムでは、国内外から公募により選考された学生(修士課程および学部3・4年生対象)が、約6週間にわたり、惑星物質研究所において研究者の指導の下、研究プロジェクトに取り組みます。これにより、MISIP参加学生は先進的な研究経験を積むと同時に、多様なバックグラウンドを持つ研究者や大学院生との交流を深めます。本プログラムでは、これまでに31の国と地域から総計196名の意欲あふれる学生を受け入れ、その6割を超える参加者が現在世界各国で研究者として活躍しています。これは、惑星物質研究所を中心としたグローバルな「知」の交流であり、我が国の「国際頭脳循環」基盤の一つとして機能しています。

本年度のMISIP(2026年6月30日~8月7日)では、初の試みとして、MISIP参加学生が本学の総合大学としての研究力の最前線に触れる機会を設けました。J-PEAKSの支援の下、12名の参加学生が資源植物科学研究所(倉敷市)を見学した後、本学(岡山市)で「MISIP学術交流会」を開催しました。

交流会では、高等先鋭研究院の異分野基礎科学研究所の西原康師所長、仁科勇太卓越教授、文明動態学研究所の松本直子副所長が、各研究所の活動を紹介するとともに、惑星物質科学との分野の垣根を越えた共同研究について講演しました。また、各研究所に所属する大学院生がそれぞれの研究を紹介し、本学において幅広い研究交流のもとで新しい学問が拓かれていることを、MISIP参加学生と共有しました。交流会の後半には、本学の那須保友学長が参加し、次世代を担う若手人材のグローバルな交流の重要性を強調し、本学として今後も国際的な人的交流に積極的に取り組む姿勢を示しました。また学術交流会に引き続き、本学の先端的研究設備であるクライオ電子顕微鏡を見学したのち、津島キャンパスのL-caféにおいて、本学の留学生らとの交流を実施し、本学の研究教育環境を実体験することができました。

惑星物質研究所は、長年取り組んできたMISIPの考え方やノウハウを、高等先鋭研究院をはじめとした本学全体で共有し、本学の将来に向けたグローバルな学生の獲得や人的交流の促進に貢献することを目指しています。本学術交流会は、MISIP参加学生に本学の研究ポテンシャルを感じてもらうと同時に、学内での取組共有や新たな事業組成等に向けた良い機会となりました。

高等先鋭研究院のメンバーとの学術交流の様子
那須学長、西原異分野基礎科学研究所長、仁科卓越教授、松本文明動態学研究所副所長と
馬資源植物科学研究所長および植木准教授から研究所の説明をうけるMISIP参加学生
L-caféにて学生交流:本学学生による銭太鼓のパフォーマンスを鑑賞 

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